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私の薦めるこの一冊

本書は、昨年の1年間『主日の聖書解説〈A年〉』で、養われたと感じている人々から、「早くB年を」と心待ちにされていました。ですから、すでにもう使っておられる方があるかもしれませんが、ぜひ、ご紹介したいと思います。

私たちは、主日ごとに感謝の祭儀（ミサ）に参加し、みことばの食卓と聖体の食卓で養われ、その1週間を充実して生きる恵みと力をいただいています。ですから、主日のミサで朗読される聖書の第1朗読、第2朗読、福音は、私たちの毎日の歩みを照らすとても大切なものとなります。

この聖書配分は、非常によく配分されており、私たち信者が、典礼暦年の流れにそい、キリストのご生涯を深めながら生活するように考えられているものです。

著者である雨宮師は、長年にわたり、聖書に関する信徒教育を地道に続けておられる専門家です、これまでも、毎週、「ゼーヘル」を3年にわたり発行してこられました。本書は、その「ゼーヘル」主日版のB年に著者が加筆し、出版され、さらに充実したものとなっています。

ところどころに、貴重な図も挿入されており、読者がみことばの理解をしやすいように、配慮されています。

A年同様、本書も信徒の皆様の生きる糧となることでしょう。

なお、著者のA年、B年、C年の主日の説教集として、「主日福音のキーワード　小石のひびき」がありますので、こちらも、ぜひご利用ください。