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私の薦めるこの一冊
若者を育てるドン・ボスコのことば
- 編著者:ガエタノ・コンプリ
- 定価:本体1,000円+税
- 四六判 並製 237ページ
- ISBN978-4-88626-478-7 C0037
- 発行:ドン・ボスコ社
ドン・ボスコが創立したサレジオ会という男子修道会があります。日本では、主に、学校教育の分野で活躍している修道会です。
この会の会員である司祭と話していると、どなたも「自分はドン・ボスコの子ども」ということを誇りとし、その精神を若者たちに注いでいる様子が手に取るようにわかります。
ドン・ボスコと親しみを込めて呼ばれている聖ヨハネ・ボスコは、1815年北イタリアのトリノ近郊で生まれ、1888年、72歳で亡くなるまで青少年の教育に心を砕き、サレジオ会を創立し、サレジアン・シスターズを創立しました。
長年、日本で、教育に尽くしておられる著者が、ドン・ボスコの教育に関する著書の中から、最適と思われる彼のことばを選び、9章に分けて配置しています。
最初に、ポール・クローデルの「ドン・ボスコという人」という大変美しい賛辞があります。これを読むと、本書を手にする読者の方々は、たぶん、ドン・ボスコという人柄に魅了され、そのことばにもうなずくことでしょう。
「ともにいる教育」「予防教育法」など、教育法の秘訣が述べられています。
日本の家庭教育、学校教育が問題にされている今、本書を読む多くの教育者、両親、宗教者の力、光となることでしょう。