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私の薦めるこの一冊
三浦綾子 信仰と文学
- 著者:三浦光世
- 定価:本体1,800円+税
- B5判 並製 160ページ
- ISBN978-4-8184-0722-0 C0095
- 発行:日本キリスト教団出版局
プロテスタントの作家三浦綾子さんがお亡くなりになって、10年が過ぎました。今回、雑誌の「信徒の友」「心の友」に掲載されていた三浦綾子さんの足跡を「愛蔵版」という形でまとめられたものが本書です。
朝日新聞の1千万円懸賞小説に応募して、『氷点』が当選してからの三浦綾子さんのめざましい活躍ぶり、次々に生み出される作品に触れて成長していったキリスト者は多いことでしょう。
編者が三浦綾子さんをいちばんよく理解しておられた三浦光世さんなので、本書をご覧になる読者は、綾子さんの作品に込められた思い、キリスト教的な心がよく読み取れるように編集されています。
病気と闘いながらご主人の三浦光世さんと共に歩まれた足跡は、お二人の神へ辿る道でもあったということがよく感じ取られる良書です。
本書の最後には、綾子さんの作詞作曲付きの戯曲『珍版舌切雀』が収められており、講演のCDも付いています。