私の薦めるこの一冊
教皇ベネディクト16世 自発教令 信仰の門~「信仰年」開催の告示~
- 著者:教皇ベネディクト16世
- 訳者:カトリック中央協議会 司教協議会秘書室研究企画
- 定価:本体120円+税
- A5判 並製 32ページ
- ISBN978-4-87750-167-9 C0016
- 発行:カトリック中央協議会
「カトリック新聞」などで、すでにご存じの方も多いと思いますが、2012年10月11日~2013年11月24日までのほぼ1年間は、教皇ベネディクト16世によって、「信仰年」として告示されました。
本書は、教皇がどのような意図で「信仰年」をお定めになったかを記した自発教令です。
2012年10月11日は、第2バチカン公会議開幕50周年を記念する日であり、同時に、『カトリック教会のカテキズム』が発布されてから、ちょうど20周年を記念する日にも当たっています。教会にとって、重大な意味をもつこの日に、「信仰年」が始まることは、大変意味深いことです。
「信仰年」の閉幕は、教会暦の最後の週である「王であるキリストの祭日」に行われます。
「信仰の門」は、キリスト者が洗礼を受け、この門をくぐり、キリストに従って歩み始めたときから、生涯にわたる旅を続ける出発点となるものです。
今、信仰の道を再発見するように、教皇様を通し、神から招かれています。
そのために、まず、回心することが呼びかけられています。
さらに、信仰を深めるために、信仰内容をよりよく知る必要があります。そのために、『カトリック教会のカテキズム』を研究するという努力が求められています。
教皇の勧めは、すべて、私たちキリスト者が、教会の中に生き、働いておられる方と出会うためです。
「信仰年」には、各教区、各小教区で、いろいろな取り組みがなされると思いますが、本書を読み、『カトリック教会のカテキズム』を学びながら、それらの行事に参加できたらと思います。