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聖人カレンダー
1月26日 聖テモテ/聖テトス司教
1世紀
2人は聖パウロの弟子であり、協力者であった。
テモテは、リストラ(現在のトルコ)でギリシャ人の父とユダヤ人の母の間に生まれ、信仰深く育てられた。パウロの第2回宣教旅行に従い、マケドニアに行き、その地方の教会のために力を尽くした(1テサロニケ3.2、ローマ16.21 参照)。またパウロの第3回宣教旅行のときにもパウロを支え、フィリピ、コリント、エフェソで働いた(使徒言行録17.14、1テサロニケ3章)。その後、テモテはエフェソ教会の初代司教となって活躍し、ローマ皇帝ドミティアヌスのキリスト教迫害下に殉教したと伝えられる。
テトスは、アンチオキア(現在のシリア)から、パウロとバルナバとともに、エルサレムの公会議に出席した(ガラテヤ2.1-10 参照)。彼は、パウロからコリント教会に派遣され、当時分裂問題が起きていた教会の和解に努めた。彼は、温和な人柄で、パウロがテトスによってどれだけ慰められたかは、コリント教会への手紙で述べられている。その後、テトスはクレタ島の司教となり、ダルマチア(現在のユーゴスラビア)に派遣され、パウロの殉教後はクレタ島で最後まで宣教活動をしたといわれている。
2人ともパウロから個人的に手紙を受け取っており、その書簡のなかにはパウロの弟子に対する愛が表われている。