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聖人カレンダー
7月6日 聖マリア・ゴレッティおとめ殉教者
1890年-1902年
マリア・ゴレッティは、イタリアのアンコーナの信仰深い農夫の娘として生まれた。
10歳のときに父を失ったので、母が畑仕事に出かける一方、マリアは家事仕事や兄弟たちの世話をして手伝った。隣家の息子アレッサンドロは、マリアによからぬ思いを抱き、彼女の母の留守をねらってはマリアを誘惑したが、彼女は抵抗し続けた。しかし、彼女が12歳のときに、アレッサンドロは短剣をもってマリアをおどした。マリアは「それは罪です」と言って抵抗したので、ついに彼女を刺してしまった。翌日彼女は、「彼を赦してやってくださいね。いつか、天国でまた会いたいわ」と言い残して息をひきとった。
アレッサンドロは逃亡していたが、まもなく捕えられた。29年後に監獄から出所し、彼女の母に赦しを願いに行った。母は、娘の言葉どおり彼を迎えいれ、赦し、ともにマリアのために教会でミサをささげたのであった。その後、彼はカプチン会の修道院に入り、庭師としてその生涯を罪の償いのためにささげた。
マリア・ゴレッティは、キリスト教的生活(貞潔)の殉教者として尊ばれている。