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聖人カレンダー
10月11日 聖ヨハネ23世教皇
1881年-1963年(在位1958-1963)
教皇ヨハネ23世(アンジェロ・ジュゼッペ・ロンカッリ)は、1881年11月25日、北イタリア郊外ベルガモのソット・イル・モンテの農家に生まれた。
幼いころから司祭へのあこがれを持ち、1892年にベルガモの神学校に入学した。神学校時代の14歳から書き始めた信仰の記録「魂の日記」は、生涯書き続けられた。
1904年8月10日、ローマのサンタ・マリア・モンテ・サント教会において、22歳で司祭に叙階された。翌年、ベルガモの新司教ジャコモ・マリア・ラディニ・テデスキ師の秘書となった。
第一次世界大戦が勃発し、イタリア戦線がはじまった1915年に招集を受け、最初は衛生兵として、その後は従軍司祭として軍の病院に配置さた。
1921年にバチカンに呼ばれ、イタリアの福音宣教事業評議会の会長として働き、1925年に教皇ピオ11世からブルガリアの教皇使節に任命された。1935年にトルコとギリシャの教皇使節に、1944年には教皇ピオ12世からパリに教皇大使として派遣された。
1953年に枢機卿に任命され、ベネチア総大司教として着座した。
1958年10月28日、ピオ12世の後を継いで、76歳で教皇に選出された。
4年と7ヶ月の短い在位中、エキュメニズム(教会一致)を目指し英国教会大主教をはじめてバチカンに招いた。さらに、東西冷戦の解決を模索し、平和の実現のために働いた。
また、教会の刷新のために力を注ぎ、1962年10月に第2バチカン公会議を開幕した。
しかし、第2バチカン公会議の終了を待たずに1963年6月3日、聖霊降臨の日に帰天した。84歳であった。
2000年9月3日、教皇ヨハネ・パウロ2世によって列福され、2014年4月27日教皇フランシスコによって聖人の列に加えられた。