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聖人カレンダー

11月13日 聖スタニスラス・コストカ

1550年-1568年

 スタニスラスは、ポーランドのロストコフ城の領主の息子として生まれ、信仰深く育てられた。
 1564年、兄と共にウィーンのイエズス会の寄宿学校に入った。しかし、皇帝によってこの寄宿学校が閉鎖されたため、カトリックでない家に兄と下宿した。兄は信仰生活から離れ、弟スタニスラスの敬虔な態度を嫌い、虐待するようになった。スタニスラスは、心身の疲れで、重病にかかり、聖体(イエス・キリストの体)を受けたいと望んだが、家主が司祭を家に入れることを許さなかった。しかし彼が祈っていたとき、聖バルバラと天使が現われ、聖体を授けた。

 奇跡的に病が治ると、イエズス会に入ることを決意したが、父の反対にあい入会を許可されなかった。スタニスラスは、ウィーンを出て、ドイツのイエズス会管区長聖カニシウスのもとに行き、入会を願った。カニシウスは、スタニスラスの決心が固いのを知ると彼をローマに旅立たせ、そこで総長から入会を許可された。

 彼は、ローマでの修練生活を、ひたむきに祈りと学業に励んで送った。9ヶ月たったころ、スタニスラスは自らの死期が迫っているの感じ、「8月15日の聖母被昇天の祝日は、天で祝えるよう心から願っています」と言った。彼の言葉どおりに、8月10日に病いに倒れ、そして15日の早朝、「聖母が、迎えにこられました。」と言って17年の生涯を閉じた。

 彼は、ポーランドの守護聖人とされている。



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