聖人カレンダー
9月13日 聖ヨハネ・クリゾストモ司教教会博士
347年ごろ-407年
ヨハネ・クリゾストモは、シリアのアンチオキアに生まれ、有名な学者リバニオスから修辞学を学び、また神学やギリシャ哲学も修めた。
はやくから修道生活を志して隠遁生活を始め、386年に司祭となった。すばらしい説教によって人びとを感動させたことから、後世の人びとから「クリゾストモ」(黄金の口)とたたえられた。
398年にコンスタンチノープルの総大司教に選ばれ、当時の社会道徳の乱れを正すように導いたが、ヨハネの厳しい道徳的態度は教会内外からの反発を買い、403年の司教会議によって小アジアに追放された。そこで、ヨハネは多くの手紙・著作を書いた。
「死は安息であり、労働と世間の悩みからの解放です。あなたの家族の1人が亡くなっても絶望してはいけません」 (聖ヨハネ・クリゾストモ)