聖人カレンダー
10月16日 聖マルガリタ・マリア・アラコクおとめ
1647年-1690年
マルガリタは、フランスのブルゴーニュのロトクールに裁判官の娘として生まれた。8歳のときに父を亡くし、修道院で教育され、彼女も修道女となることを望んだが、11歳のときに重い病にかかり、家に戻って4年間の闘病生活を送った。22歳のころに、いくつかの縁談が持ち上がったが、マルガリタは修道者となることを選び、1671年にパレーの訪問修道会に入った。彼女はどちらかというと、動きが人よりも鈍く、いろいろな面で苦しんだが、忍耐深く修行した。
1673年に、彼女が祈っているとキリストが現われ、「ごらんなさい。人びとを愛するために多くの苦痛を忍んだわたしの心を。それなのに多くの人びとは、この愛に対して冷淡で、受けた恵みを忘れています」と言われ、「み心の信心」を広めるように命じられた。初めは、多くの反対にあったが、次第に「み心の信心」は広まり、マルガリタの死後、この信心は全世界に広がった。1856年、教皇ピオ9 世によって「み心の祝日」が定められた。