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聖人カレンダー

12月27日 聖サバス修道院長

438年-532年

 6世紀ごろの修道生活は、隠遁生活であった。
 エウティミオという有名な隠遁者が、エリコとエルサレムの間の荒野の洞くつに住んでいると聞きサバスは、18歳のとき彼のところへ行って弟子にしてくれるよう頼んだ。しかし、エウティミオは30歳になったら来るようにと告げた。サバスは聖テオクティトスの修道院で修練を積み、30歳になったとき、エウティミオのもとで生活を始めた。エウティミオはサバスが祈りにだけふけることを許さず、週5日は洞くつで暮らし、週末は修道院に帰るという生活であった。

 エウティミオが亡くなると、サバスは4年間荒野で孤独の生活を送り、その後、隠修士たちが時々一緒に集って祈る修道院を創立した。またパレスチナのすべての隠修士の長上に任ぜられた。エルサレムの総主教はサバスのすぐれた知恵を重んじ、度々教会の任務を依頼した。
 最も大きいマール・サバ修道院には、今でも正教会の修道士たちが住んでいる。


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