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第141回 聖霊のたまものと実


3 聖霊のたまものと実

皆様は、聖霊のたまものについて、いろいろ話を聞かれたことがおありだと思います。私たちキリスト者にとって、聖霊は、私たちがキリストのみ跡に従って歩くために、いつも支えてくださるかたです。また、その聖霊のたまものとは、私たちが聖霊の働きかけに素直に従うように促す心構えを指しています。

よく、聖霊のたまものという言葉を耳にしたことがおありでしょう。特に、聖霊降臨の大祝日に、炎や鳩を描いたきれいなカードを日曜学校でもらった記憶もおありでしょう。そのカードに書かれていた言葉が、聖霊のたまものといわれるものなのです。

その聖霊の7つのたまものとは、上知、聡明、賢慮、勇気、知識、孝愛、主への畏敬という7つです。

私たちは、洗礼の秘跡によって、また堅信の秘跡によって、聖霊の恵みをいただくときに、この7つのたまものもいただいているのです。しかし、このたまものを完全な形でもっておられるのは、イエス・キリストだけです。私たちは、このたまものをいただき、神の勧めに喜んで従うようにさせ、徳を補足し、完成させるのです。

聖霊の実とは何でしょうか。聖パウロは、ガラテヤの信徒への手紙の中で、12の実を挙げています。「……実は、愛であり、喜び、平和、忍耐、寛容、親切、善意、謙譲、誠実、柔和、節制、貞潔です」(ガラテヤ5.22~23)。

聖霊の実は、私たちのうちに、永遠の初穂として実らせてくださる完徳です。

聖霊の7つたまものは何か、聖霊の12の実は何か、を覚えておいてくださいね。

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