homeキリスト教マメ知識>アーメン

キリスト教マメ知識

バックナンバー

アーメン

「アーメン」という言葉は、ヘブライ語の「アーマン」という言葉から派生した言葉で、「まことに、真実に」という意味の言葉です。

昔から、キリスト信者は祈りの結びに、「アーメン」と言っていました。それは、信者の代表として司祭なり、代表者が唱える祈りに、自分たちも心を合わせ、その内容に賛同していることを表明するために、「そうです。そのとおりです」という意味で、「アーメン」と答えていたのです。

旧約聖書には、「アーメンである神」という言い方が、神に対してなされています。これは、私たちの神は、決して約束を違えることはない方ということを表現しています。

新約聖書の中には、イエスが大切なことを伝えようとなさるとき、これから話すことは大切なことなんだよ、ということを分からせるために、「まことにわたしは言う」とか、「あなたがたによく言っておく」と訳されている言葉が出てきますが、これが「アーメン」という言葉です。

わたしたちはミサに参加しているとき、司祭の祈りに合わせて、「アーメン」と唱えます。これも、司祭の唱える祈りに、同じ心で祈っていることを表すためです。ですから、信徒として、この「アーメン」の言葉を口にすることによって、ミサに参加していることを表しているのです。

「アーメン」は簡単な言葉ですが、非常に深い意味をもっており、一番短い信仰告白だと言えるでしょう。


▲ページのトップへ