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白衣(びゃくえ)

初代教会の洗礼式は、復活徹夜祭の中で行われました。
 しかも、水の中に全身を浸し、洗礼の時の言葉も頭まで水に沈める形でした。
 水から上がった受洗者には、真っ白い衣を着せました。それは、聖パウロが言う「神にかたどって造られた新しい人を身に着けた」ことを意味しています。

受洗者は、新しく生まれた人として、1週間この白衣を着ていました。その白衣を脱ぐ日が、復活節第2主日でした。そのため、復活節第2主日は、「白衣の主日」とも言われています。

この白衣の代わりに、現在は、受洗者に白い布を渡す「白衣の授与」があります。
  「あなたは新しい人となり、キリストを着る者となりました。
  神の国の完成を待ち望みながら、キリストに従って歩みなさい」
と、司祭は言います。

そして、女性にはベールを、男性には小さな白い布を、頭か肩にのせます。


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