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燭台

燭台は、典礼儀式のときに灯すローソクを立てるための台のことです。

ローソクや油で灯される光は、「わたしは世の光である」(ヨハネ 8.12)と言われた真理であるイエスを表す最高のシンボルです。

初代教会のころから、司祭は灯されたローソクを手に灯した待者に先導されて入堂し、灯されたローソクは、祭壇の後ろの聖櫃(せいひつ)のそばに置かれていました。その後、祭壇の上に置かれるようになり、12世紀ごろまではミサの後、燭台は取り除かれていましたが、13世紀ごろにはそのままにされるようになりました。教皇のミサでは、2つの燭台の他に7つのローソクを後ろの方からわきの方に灯していました。また、修道院では祝日によってその数が異なっていました。

14世紀ごろには、教皇のミサの場合は祭壇の上に7つのローソクを灯すようになりました。今日でも司教ミサにはその規定があります。

燭台

燭台

燭台は祭壇上にまたは近くに置かれ、燭台の形はその時代にそって変化していきました。材質も木材、ブロンズ、真鍮(しんちゅう)、銀、鉄、クリスタル、大理石とさまざまです。


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