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カテドラル

「カテドラル」は、ラテン語で大聖堂のことで、西方教会で司教座が置かれる中心的聖堂を「司教座聖堂」(ecclesia cathedralis)をいいます。

聖堂内に、司教座すなわち司教の権威を象徴する椅子(cathedra)が置かれており、通常は、教区に一つです。教区の母教会といえるもので、教区長である司教が公に儀式を司式し、教え指導する教会です。

初期の司教座聖堂の、教会堂がバジリカ(basilica)と呼ばれています。これは、もともと古代ローマ時代の法廷や公共建築物と同じ平面と構造の様式を、教会建築に取り入れるようになったためです。

現在日本のカトリック教会は、16の教区に分かれており、16の司教座聖堂があります。東京教区には「東京カテドラル 聖マリア大聖堂」があります。

ドイツ語のドーム(Dom)、イタリア語のドゥオモ(duomo)は、「カテドラル」と同じく「大聖堂」の意味を持ちます。


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