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知恵文学

知恵文学という言葉は、旧約聖書の「箴言」「ヨブ記」「コヘレトの言葉」「知恵の書」「シラ書(集会の書)」をさして使われている言葉です。

知恵文学は、文学形式を指す言葉ではなく、その内容によって分類されています。

その内容とは、格言、ことわざ、金言などによって、表現されているのですが、世界の秩序を教え、諭すとともに、人生の諸問題に対処する処世訓の要素も含まれています。

では、上記の聖書の中で、「知恵」はどういうものと考えられているのでしょうか。
「主を畏れることは、知恵のはじめ」と言われています。知恵は、万物に先立って存在し、神のもとにあって、創造のみわざに参与しました。 知恵に従うことは、律法に従って生きることと同義語に用いられています。

旧約のこの「知恵」の啓示は、新約時代にイエス・キリストの教えによって完成され、「知恵」は「みことば」と同じ方であることが明らかにされるのです。

旧約の知恵の教えは、新約聖書の「テモテへの手紙」「テトスへの手紙」「ヤコブの手紙」などに引き継がれています。


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