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復活節

復活の主日から、聖霊降臨の主日まで50日間の季節を「復活節」と言います。主日も復活節第1、2…主日と呼ばれています。

復活徹夜祭に洗礼式が行われていた初代教会では、復活祭は8日間続いて祝われていました。新しく洗礼を受けた人は、毎日ミサに参加することができたことから、8日間中は固有の典礼が行われ、その中で、新しい受洗者に実践的な秘跡教育を行っていました。その8日間が終わるときに、白衣を脱いでいたのです。

2世紀になると、復活祭は上記の8日間だけでなく、聖霊降臨の主日までの50日間を復活節として祝うようになり、各「主日(日曜日)」に新しい信徒の教育を行うようになりました。

復活節40日目には、主の昇天を祝います。主の昇天後から聖霊降臨の前日の土曜日までの週日は、聖霊を迎えるための準備をするときとなります。

ペンテコステ(五旬節)という聖霊降臨祭をさす言葉は、復活節をさす言葉としても用いられています。

教会がこの季節に秘跡教育を行ったことは、復活節の福音、および他の朗読聖書が、秘跡生活の手ほどきとなる箇所から選ばれていることからも伺いしれます。

A、B年の復活第3主日をのぞいて、復活節の主日には、ヨハネ福音書が読まれます。この間に読まれる聖書を味わうことによって、7つの秘跡との深い関係を見いだし、教会生活のあらゆる面で、秘跡的意義を実践をとおして理解できるように配慮されています。

新しく教会メンバーとなった信徒を迎えて、教会は新しい気持ちで、主イエス・キリストの復活の喜びを祝う日々を過ごします。


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