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告解部屋、告白席

ここは「ゆるしの秘跡」の場で、「告解部屋」「告白部屋」「告解室」と呼ばれています。「ゆるしの秘跡」は、カトリック教会の7つの秘跡のなかのひとつです。

※「ゆるしの秘跡」については、こちらをご覧ください。→「ゆるしの秘跡」

教会法によれば、秘跡としての告白をする本来の場所は、教会堂または礼拝堂です。伝統的には、聖堂の中に「告白部屋」が設けられています。「告白部屋」は、告白を聞く司祭の席(部屋)とゆるしを求める人の席(部屋)にくぎられ、その中にはひざまずき台があり、司祭と告白者の間は格子で仕切られています。

碑文谷教会(東京)の告解部屋
碑文谷教会(東京)の告解部屋

神田教会(東京)の告解部屋
神田教会(東京)の告解部屋
聖水盤

現在、新しく聖堂を建築する場合には、伝統的な「告白部屋」よりも、開放的な「相談室」のような場を設計することが多いようです。

このような「告白部屋」でなくても、なにか特別の儀式があるような場合、告白席(ひざまずき台)が教会堂の中に複数おかれ、ゆるしの秘跡が受けられるように告白の席が設置されています。

また、告白の席以外でも、正当な理由がある場合、たとえば病人とか教会学校のキャンプの場合などでは、ゆるしの秘跡は、告白部屋でなくても受けることができます。

このような場では、告白者の助けとなるために、“ゆるしの秘跡の祭儀”の構造(手順、流れ)が書かれているパンフレットが置かれています。


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