キリスト教マメ知識
祖父母と高齢者のための世界祈願日
この祈願日は2021年、世界中で大流行した新型コロナウィルスによって、高齢者やわたしたちの祖父母が、入院してもお見舞いにも行けず、その最後にも見送れなかった有様から、教会全体が定めた世界祈願日です。
日本では、敬老の日の前日の日曜日に祈られます。
苦しむ人に寄り添えないということは、神の愛と慈しみを示すというキリスト者の生き方に相いれないものです。
「わたしは、いつもあなた方と共にいる」とおっしゃったイエスは、高齢になっても、孤独を感じていても、いつもわたしたちと共にいてくださる方です。
神に忠実な民として、神の子として、どんなに年をとっても果たすべき使命があります。兄弟愛と社会的な友愛をもって、明日の世界を子どもたちと、若者と共に世界を築いていくには、祖父母と高齢者の存在を欠かすことができないのです。
この祈願日に、とくに以下のことが勧められています。
*孤独な高齢者や祖父母を訪問する。
*高齢者と共に世界祈願日を準備する。
*若者と、この世界祈願日を準備する。
*新型コロナウィルスで亡くなった高齢者を思い起こす。
*この日にささげられるミサに参加することによって、
健康上の理由で直接ミサに参加できない高齢者も、
- テレビ、ラジオ、インター-ネットでミサにあずかることによって、
- 一人暮らしの高齢者を訪問することによって、
また、感染をさけるために、直接訪問することができなくても、
祖父母や高齢者とリモートによる面談によって、
全免償が受けられるので、この機会を生かすこともできる。