キリスト教マメ知識
世界青年の日
「世界青年の日」は、1984年、贖いの聖年の閉幕ミサで教皇ヨハネ・パウロ2世が、世界の青年たちに、翌85年の受難の主日にローマに集まるようにと呼びかけたことにはじまります。
1985年は、国連によって「世界青年の年」と宣言されていました。この日、教皇ヨハネ・パウロ2世は、全世界の青年たちにメッセージを送り、1986年から「世界青年の日」を受難の主日に祝うようにと定められました。
1985年の世界青年の日、世界の約60カ国、30万の青年が、教皇の呼びかけに応えてローマに集まりました。
教皇は、「世界青年の日」の起こりをこう語っています。「この世界青年の日をはじめたのは青年たちです。わたしは彼らの切なる願いに一つの形を与えたにすぎません」と。
1987以来2~3年ごとに、「国際青年フォーラム」と「世界青年の日」の記念祭典が世界各地で、教皇臨席のもとに開催されています。
1985年 ローマ (イタリア)
1987年 ブエノスアイレス(アルゼンチン)
1989年 サンティアゴ・デ・コンポステラ (スペイン)
1991年 チェストコバ(ポーランド)
1993年 デンバー(アメリカ)
1995年 マニラ(フィリピン)
1997年 パリ(フランス)
2000年 ローマ (イタリア)
2002年 トロント (カナダ)
2005年 ケルン(ドイツ)
2008年 シドニー (オーストラリア)
2011年 スペイン (マドリード)
2013年 リオデジャネイロ (ブラジル)
2016年 ポーランド(クラクフ)
2018年 パナマ(パナマ共和国)
2023年 リスボン(ポルトガル)
教皇は毎年この日に、世界の青年たちに向けて「教皇メッセージ」を送っています。
2023年の「世界青年の日・リスボン大会」を準備する若者たちに向けメッセージ:
「戦争は最大の悪」教皇、若者たちへのメッセージ