キリスト教マメ知識
世界召命祈願の日
「世界召命祈願の日」は、1964年、教皇パウロ6世によって復活節第4主日に定められました。
神は、一人ひとりを固有の召命に招いておられます。ですから、一人ひとりは自分に対する神の招きを識別していく必要があります。
召命という言葉を聞くと、司祭、修道者のことが先ず頭に浮かびます。しかし、神は、すべての人が誠実に自分の生涯を過ごすように望んでおられます。一人ひとりにその道があります。ある人は社会人として、ある人は家庭の中で、ある人は特別の使命の道で……と。
「世界召命祈願の日」には、ことに司祭、修道者への招きのために祈っていきます。
しかし、すべての人が神から招かれているという基本的なことを忘れないようにしたいものです。そのためにも、一人ひとりの心に語りかける神の声に耳を傾け、その声に従う勇気を祈り求めましょう。
近年のテーマ:
- 2024年:希望の種を蒔き、平和を築くよう呼ばれて
- 2023年:召命――それは恵みであり使命
- 2022年:「人類家族を築くよう呼ばれている」
- 2021年:「聖ヨセフ──召命の夢」
- 2020年:「召命についての語」
- 2019年:「神との約束のために危険を顧みない勇気」
- 2018年:「主の呼びかけを聞き、識別し、生きる」
- 2017年:「聖霊によって宣教へと駆り立てられて」
- 2016年:「召命の母である教会」
- 2015年:「脱出すること。それは召命の根本的な体験」
- 2014年:「召命、それは真理をあかしすること」
- 2013年:「召命、それは信仰に根ざした希望のしるし」
- 2012年:「召命、それは神の愛のたまもの」
- 2011年:地方教会における召命への働きかけ
- 2010年:あかしすることが召命を呼び起こすのです
- 2009年:神の呼びかけを信じること、すなわち人間の応答
- 2008年:教会の宣教に仕えるための召命
- 2007年:交わりとしての教会に仕えるための召命
- 2006年:「教会の神秘における召命」
- 2005年:「沖に漕ぎ出すように呼ばれています」
- 2004年:「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい」(ルカ10.2)
- 2003年:奉仕への招き
- 2002年:聖性への召命
- 2001年:召命としてのいのち
- 2000年:聖体-教会における召命と役務の源
- 1999年:永遠のいのちへ招く御父の愛
- 1998年:“霊”と花嫁とが言う。「来てください」(黙示録22.17)
- 1997年:「聖書に基づく信仰教育を刷新してください、より効果的な召命促進のために!
- 1996年:「すべてのキリスト者は、福音を告げ知らせ、 救いを伝えるために、神から選ばれています」
関連サイト:
- 日本語のメッセージ(カトリック中央協議会のサイト「ローマ教皇 公文書」)
- 1985年からのメッセージが読むことができます。
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/doc/doc_pope.htm#shoumei - バチカンのサイト:
- http://www.vatican.va/