マルコで祈る
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境内をとおって物を運ぶこともお許しにならなかった
マルコ11.16
神殿の中庭は非常に広くて、
町の一方から他方へ行く人は、
そこを近道として横切っていた。
わたしたちの宗教心もそれに似ている。
何度わたしたちは、
自分のねらいを実現するために神に近道にしてしまったことだろう。
神に対して失礼極まる態度だ。
神を愛し神に仕えるのではなく、
わたしたちの大小さまざまな愛を満たすために神を役立てるというのだから。
だが神はお守り札ではない。
救いを吐き出す自動販売機ではない(列王上9・4~9)。
イエスは神の真の顔であるので、
イエスが来るとき、
神殿はもはや人間の悪を隠す仮面ではいられなくなる。
つまり神殿は破壊されることになる(13章)。
そこに巣くうゆがんだ神のイメージもろともに滅ぶ。