マルコで祈る
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家に帰りなさい
マルコ2.11
人間にとっても家とは、神である。
遠く離れていたときには、神に向かって歩くことができなかった。
だがとうとう、病気がいやされ、御子の歩む道に従うことができるようになる。
御子の進む道は、御父への家へと続いている。
この物語は、家にいるイエスで始まり、
家に帰る病人で終わる。
神はわたしたちのところに住居をお定めになる。
それは、わたしたちが神の中に家を見つけるためである。
わたしたちの人生全体は、まず神から逃げる旅で始まったが、
いまや、故郷に帰る旅になる。
追放の地から帰る巡礼の旅になる。
いまや、いやされた人間は復活し、歩く。
しかもどこに行けばよいのかを知っている。
『思い起こし、物語れ』上 より