マルコで祈る
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その日には、彼らは断食することになる
マルコ2.20
この宴会の食事を試食した人は、
愛する人に従って歩き始めている自分に気づく。
出会いの喜びに、今度は捜し求める苦労が続く。
無味乾燥の毎日の生活という十字架、
完成の時を待ち続けるという毎日の重さだ。
イエスがわたしたちとともにいるなら、
どんなことでもうれしく、何でも楽々としとげることができるのだが、
イエスが取り去られるとき、生きる苦労がまた帰ってくる。
わたしたちがしなければならない断食とは、このようなものだ。
わたしたちはイエスにすがりついたマグダラのマリアのようだ。
しかっりと抱きしめるまえに、
マリアにはまだしなければならないことが残っていた(ヨハネ20.17~18)。
これがわたしたちのする断食である。
わたしたちがイエスとともに死ぬなら、
イエスとともに生きると確信しているからだ(2テモテ2.12)。
『思い起こし、物語れ』上 より