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マルコで祈る

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 エニシダ



舌の回らない人

マルコ7.32


ギリシア語で「片言をしゃべる人」。
少ししか話せず、
しかも話すのが困難で、
聞き取りにくい。

障がいがあってよく機能しない舌をもっている人のことである。
耳が聞こえないと、
よく話せないものである。

舌が回らないと、
一つひとつの言葉が明瞭でない。
つまり話す能力はあっても、
聞き取れる言葉が話せないということだ。

主との対話は信仰を十分に表現することであり(5.30~35)
わたしたちを救う言葉を話すことである(39節)

主の言葉を聞き、
主に答えることができる、
というのが人間の特別な特徴である。
つまり、
人間の神のイメージとして、
神に似姿として造られたことが、
そこによく現れている。

だから耳が聞こえず、
よく話せないというのは、
信仰のない人のことなのだ。
不信仰こそが信仰の出発点であり、
特別すばらしい場所である。
そこで恵みが与えられるのだから。


『思い起こし、物語れ』上 より


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