マルコで祈る
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群衆の中から連れ出し
マルコ7.33
主が最初にすることは、
これである。
イスラエルの民を鷲の翼に乗せてエジプトから連れ出したように(申命32.11~12)、
一人ひとりを、
それぞれが捕らわれている奴隷状態から連れ出すのである。
騒音や忙しさにかまけた群衆にじゃまされて耳が聞こえない人は、
自分が大切にしている偶像と同じである。
「口があっても話せず…耳があっても聞こえず、
鼻があってもかぐことができない」(詩115.5~6)。
奴隷状態から脱出し、
静けさに入る。
これが聞くための条件であり、
信仰の歩みの最初の一歩である。
脱出するのが最もむずかしいのは、
自分の利己心からであり、
静けさに入るのが最もむずかしいのは、
あれこれ自分の心配に捕らわれているときである。
『思い起こし、物語れ』上 より