マルコで祈る
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エリヤがモーセとともに
マルコ9.4
エリヤは預言者の父、
モーセは律法を人々に仲介した立て役者である。
その二人がイエスを中心に、両側に立つ。
律法と預言者はイエスについて語っている。
イエスは神の約束をことごとく実現する。
十字架につけられ復活したイエスの栄光は、
覆いを取り払う「み言葉」である。
イエスに耳を傾けないなら、
古い契約が読まれる際に、
それを読む人の心に覆いがかかったままである。
しかし、
イエスの栄光は、
エリヤとモーセから出発しなければ理解できないものだ、
ということもほんとうだ。
預言者と律法がなければ、
わたしたちに与えられた恵みの尊さ、
すばらしさを想像することさえもできない。
だからこそ、
ペトロはわたしたちに、
預言者の言葉に注意深く耳を傾けるようにと勧めている。
モーセは、自分と同じような一人の預言者が来るから、
それに耳を傾けるように、
と告げている(申命18・15)。
そして今、
その人が話す言葉を聞いて、
喜んでいる。
『思い起こし、物語れ』上 より