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マルコで祈る

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 シュウメイギク



途中でだれがいちばん偉いかと議論し合っていたからである

マルコ9.34


み言葉を聞いても理解できず、
尋ねられても答えない人にとって、
何が生きがいなのか。
それがここによく表れている。
ものも言わせず、
耳も聞こえさせない「霊」は、
あらゆる罪の仕掛け人だ。

自分中心の生き方で人間を捕らえるのが、
その手口だ。
自分が愛されていないと感じ、
自分を愛さず、
人を愛さない人にとって、
最優先の行動基準は自己中心に生きるということである。
この「霊」によって、
人間は自分の本来の命を偶像の犠牲にささげる。
どこまでも多く所有し、
権力をふるい、
名誉を得ようとする—この偶像に仕えて、
神の子であるという自己の真実を破壊する。

言い争うのは、
他人よりも先に立ちたいからにほかならない。
自分自身と、
また他の人々とも戦い、
共同体をずたずたに切り裂いて、
一人ひとりが自分に閉じこもってばらばらになってしまう。

「いちばん偉い」者になろうとする—この「いちばん」に、
地獄がしかけたわながある。
無限の荒廃へと引きずりこむ、
恐ろしい威力をもった罠だ。


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