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マルコで祈る

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 アントニーノピオの花



人はみな、火で塩味をつけられる

マルコ9.49


ゴミと一緒に焼却されたくないなら、
弟子はほかの火をもっていなければならない。
ほかの火とは、
聖霊である。
わたしたちの中で新しい命を燃え上がらせる。
新しい命には、
御子の味、
御子の知恵がある。
この火はわたしたちを腐敗から守り、
ふさわしいささげものとして整える。
自分をささげものとして与えることを知らない人間は、
つまらない獣にすぎない。

愛する能力がなく、
自分に気に入ることしかしない。
動物にはそのような行動基準で十分だろうが、
人間には理解し望む能力があり、
幸せになるために造られている。

幸せと自分の気に入ることとを取り違える。
それがいつもまちがいのもとだ。

自分に気に入るだけのことは、
やがて不幸せと孤独につながる。
だが幸せは過ぎ去ることなく、
喜びと交わりを生み出す。


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