マルコで祈る
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葉の茂った
マルコ11.13
早春の3月ごろ、
若葉が生え始めるころに、
いちじくは最初の実をつける。
また夏の終わりころにもう一度実がつき、
最初のときよりもはるかに多くの実りがある。
ガリラヤ地方では1年のうち10か月はどれかの木に実があり、
場合によってはほかの1か月も実ることがある。
つまり一年中かならずどこかで実がなっているということになる。
しおれた実一つ見つけられないとすれば、
まったく実りがない木、
どうしようもない木ということになる。
聖書でいちじくの葉は古くから人間とかかわりがあり、
そもそも人間が自分の裸を隠すために使ったのがその始まりだ。
人間は一人では十分な存在ではないのに、
それを受け入れることができない。
いちじくの葉は人間が抱える根本的な問題を象徴している(創世3・7)。