マルコで祈る
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夕方になって
マルコ1.32
「夕方になった。」メシアとしての最初の一日が終わる。
イエスは疲れておられたことだろう。
太陽が沈み、暗闇が世界を覆う。
イエスにとっても光の時が終わり、闇が始まる。
昼間、人間は思案し、決断する。
夜は奪われた時間、何もできない時間、死の時間だ。
どんな一日であってもかならず暮れる。
夕方は「生命のたそがれ」のイメージだ。人間はだれでもそこに行く。
神はここでわたしたちを待ち受けられる。
なぜならこの時こそ真実の時だからだ。神と出会うとき。
その時、わたしたちは自分で何かしようとするのをあきらめ、
神のされるがままにゆだねる。
人が「寝ている」ときに、神は恵みを与えられる。
『思い起こし、物語れ』上 より