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重い皮膚病を患っている人が、イエスのところに来て

マルコ1.40

その病を患っている人は、だれかが近づいてくると
「わたしは汚れた者です。汚れた者です」と大声で叫び、
汚れに触れる危険をさけることができるよう、知らせなければならない (レビ13.45）。

だがこの人はイエスのところにやってくる。
法律で禁じられて権利がないはずの人が、イエスには直接近づくことができるのだ。

わたしが主に近づけるのも、
わたしが正しい人間でそれだけの値打ちがあるからではない。
わたしが善人であるからでもない。
わたしが正しい人間でなく汚れているからこそ、
みにくい罪びとであるからこそ、
わたしは主に近づく権利があるのだ。
これがまさに「福音」、わたしを救うよい知らせである。

神がわたしを愛してくださるのは、
わたしを愛しているからという理由以外に何もない。

イエスという名の意味は、「神は救う」である。
だから、わたしが悪に染まっているときこそ、
そしてただそのときだけ、わたしは神を知ることができるのだ。

『思い起こし、物語れ』上　より