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祈りのひととき
“いっぱいのお茶”
~大原神父の「イエスへの手紙」~
いっぱいのお茶を飲みましょうと
どうしていえなかったのでしょう
自分の時間がほしかったために
彼の苦しみにあずかるのを
先送りにしてしまいました
苦しい日々を送っている彼のつらさを
小包にして
あてのない時へ送ってしまいました
「ザアカイ
急いで降りてきなさい
今日は
ぜひあなたの家に泊まりたい」
といったあなたのことばが
鋭く刺さります
いっぱいのお茶が
こんなにも重いなんて
大原猛著『空と雲へのあこがれ』より(女子パウロ会刊)