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祈りのひととき
“あの人を知ったから”
~大原神父の「イエスへの手紙」~
毎日、毎日失敗ばかりです
ひとつ、物もらいに来たおじさんに
冷たくしたこと
ひとつ、寸暇が惜しんで
ある女性の頼みを快く
引き受けなかったこと
ひとつ、教会に初めてきた青年と
話しもせず、ホールで待たせたこと
この一つ一つが忙しさや
疲れていることを理由に行われました
このようなことは、
許されてよいものではありません
司祭だからではなく
十字架を背負って生きた
あの人を知ったから
小さく、貧しく生きたあの人と
ともに生きたいと望んだから…
明日は、ほんとうにこころを入れかえよう
大原猛著『空と雲へのあこがれ』より(女子パウロ会刊)