home>祈り>祈りのひととき>大原神父の『イエスへの手紙』>張りつく自己
祈りのひととき
“張りつく自己”
~大原神父の「イエスへの手紙」~
透明なこころになるために
すべてをはぎ取りたい
こころの奥底からその思いが突き上げます
豊かさが、安易さが、生のリズムになっているようです
たとえ捨てようとしても
ボクにへばりつき、貼りついて離れないのは
自分を主張してやまないボクのこころ
大切にされたいと叫び続けるボクのこころです
はぎ取ってもこびりつく自己
もう、すっかり疲れてしまいました
大原猛著『空と雲へのあこがれ』より(女子パウロ会刊)