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新世紀ルーツへの巡礼
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モレッタの聖母の記念聖堂
モレッタの聖母教会
モレッタの聖母の記念聖堂は、アルベリオーネ神父にとって、とてもなじみの深い場所です。
神学生として、司祭、創立者としてこの聖母のみ足のもとに行き、光と力を求め、闇のとき、困難のときに助けを求めていました。聖マリアの力強い取りなしに「感謝」をささげるため通っていました。
ここはまた、アルベリオーネ神父の愛弟子であり、今は福者となったジャッカルド神父も、非常に愛し、好んだ場所です。
アルベリオーネ神父が創立しようとしていた修道会の明確な考えを得たのは、モレッタの聖母聖堂を訪問した後、神学校へ帰る道であったと、ジャッカルド神父は言ったことがあります。アルベリオーネ神父が、聖母の取り次ぎに信頼していたというジャッカルド神父のことばに驚くことはありません。アルベリオーネ神父の聖母マリアへの信心は、幼いころから母テレザの導きのもとに、非常にあついものであり、彼自身「ロザリオをおいては、たった一つの勧めを与えることさえできないと確信していた」と書き残しています。
アルベリオーネ神父は、神学生のときと、司祭になった最初のころに、このアルバのモレッタの聖母と出会っています。
アルバにモレッタの聖母の教会が建てられたとき、社会主義者たちはひどく怒リました。最初は、日曜日に大きなお祝いをして、聖マリアのご像を祝別し、献金を出したすべての子どもたちが全員その祝いに参加することになっていました。しかし、反対者たちはそれを妨害するために、夜中に教会のあらゆる壁を汚し、階段を汚したのでした。
このモレッタの聖母の聖堂の中で、アルベリオーネ神父は、彼の生涯の決定的な選びを行なったのでした。つまり、教会における固有の使命への選びです。
モレッタの聖母
アルベリオーネ神父はこうつづっています。
「教会の権威は、ある日、それまで普通に行なわれてきた使徒職とは異なる使徒職、今までとは異なった道に私たちを導きました。それは、ある晩、マリアのみ名の祝日に(1911年9月12日)に起きました。
アルバ教区のフランチェスコ・レ司教は、アルバのモレッタの聖母聖堂で、「マリアのみ名」について私が説教したとき列席しておられました。
私は聖母の使命は世界にキリストをもたらし、キリストを与えることなのだから、聖母が母として治める国をうちたてるようにと、信徒に話しました。
説教の後、司教は私を呼んで言われました。『さあ、今までしてきた司祭としての通常の役務に、もう一つ、非常に大事な任務を加えよう。それはとても重い任務です。』こうして私に道がさし示されました。
アルバ司教区報『ガゼッタ・ディ・アルバ』の出版です。この道で、彼は私を、高きにつけ低きにつけ、上知と力をもって約20年間導き、支えてくださいました。そこから、すべてが進展したのです。」
アルベリオーネ神父は、著述することによって、マリアをたたえようとしていました。 マリアに対する感謝として、1909年、小さな本をもって出版使徒職をはじめました。