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新世紀ルーツへの巡礼
ローマへ
アルベリオーネ神父から教皇へ
敬愛申しあげます教皇聖下、
アルバ教区ヤコボ・アルベリオーネは、み足のもとにひれふしてお願い申しあげます。
1914年からアルバ市(ピエモンテ州)に、自己の聖化をめざし、良い出版物による宣教に献身する人々が、「聖パウロ修道会」と名のって、共同生活の中で修道生活を模倣しながら生きる家を開設しました。
念のために、この会の概要と性格を記す文書を添付いたします。
この会は現在まで、教区長の事実上の認可をいただきながら続けてまいりました。今は会員数も増え、事業も拡張し、ローマにも最初の支部を創立するほどになっております。このローマの共同体にも、未来の希望が見えてまいりました。
そこで今は、直接聖座のもっと近くにあって、監督と保護を受けられる法的認可を必要としております。
聖下、どうぞこの私たちの請願をご考慮くださいませ。
この生まれつつある会を固め、今の構成と生活のままでご承認いただき、公的誓願を宣立することも含めて、試みとしてのご認可をいただけますようお願い申しあげます。
恵みをもって
アルバ、1926年 5月10日
聖下の司祭
ヤコボ・アルベリオーネ
聖パウロ会員
レ司教から教皇へ
印刷された文書をどのように評価したらよいかについての教皇の質問に対して、レ司教は、アルベリオーネ神父の手紙の脚註として、次のように書いています。
……ここに書かれていることが、全く事実に合致していることを証明いたします。
現在まで聖パウロ会から生み出された豊かな成果、特に宗教書をとおして、また修道規律に合致した会員の生き方から生まれた実りを考え合わせ、当教区司祭ヤコボ・アルベリオーネの請願に添えて、私からも切にお願い申しあげます。もしも、可能でございましたらお聞きとどけくださいませ。
つつしんで聖下にお願い申しあげます。
1926年、主の昇天の祝日に
アルバの司教 ヨセフ・フランシスコ