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新世紀ルーツへの巡礼
もうひとつのうまぶね 「師イエズス修道女会」
師イエズス修道女会 シスターへのインタビューから
◆その1
最初の8人のシスターのうち6名は、ピエモンテ州、他の2人はカンパーニャ州(南イタリア)からです。
これは、アルベリオーネ神父の出版していた『ビタ・パストラーレ』という司祭に向けた雑誌によるものです。
アルベリオーネ神父は、こう書いていました。
「会のためにローソク(シスター)を送ってください。
新しく祈り、燃えていくための新しいローソクを送ってください。」
もし、司祭がこの新しいローソク、つまり新しい召命を送ってくれたら、その教会のためにもなるというのです。
彼は、師イエズス修道女会のためのシスターを送ってくださいとは言わず、教会のために祈り、燃えるためのローソクと言っていたのです。
◆その2
1924年に、アルベリオーネ神父様は、私たちを「ただ師イエスを愛し、仕えることだけしか知らないシスターたち。福音を告げる師イエスをよく聴き、それを告げる人に奉仕するシスターたち」と言っていました。私たちは、愛と信仰で支えられたのです。
こんなこともあったと聞いています。
アルベリオーネ神父様は、特別に用事もないのですが、台所をしているシスターに、「コーヒーをいれてください」と頼むことで、あまり出会うことのないシスターたちとコミュニケーションをされていたのです。ここにアルベリオーネ神父様の心遣い、やさしさを感じます。
私は、こういうアルベリオーネ神父様の一面に触れ、非常に感動しました。
◆その3
シスター スコラスチカは、こう語っておられました。
アルベリオーネ神父様は、聖パウロ女子修道会のシスターに勉強をさせ、彼女たちにはレクレーションもありました。
私たちには、それらはありませんでした。仕事を変えることがレクレーションでした。
でも、私たちは自分たちと、彼女たちと比較するようなことはありませんでした。そういうことを、考えることもありませんでした。私たちは、奉仕をすることはうれしいことでした。
それは、イエスを伝える人たちへの奉仕でしたので、私たちにとって、イエスに奉仕することと同じでした。ですから、とてもうれしいことでした。
仕事をしながら、大きな声で祈っていました。
一日は祈りと犠牲、労苦、仕事、歌、沈黙の一日でした。その中で、天使が私たちを助けてくださったでしょう。
「このために祈ってください」との祈りの依頼を受け、私たちはそのために祈りました。すると、しばらくして「この恵みをいただいたので感謝してください」と知らせていただきました。
当時 印刷所では、印刷しながら大きな声で祈っていました。それは、台所の私たちにも聞こえていましたので、とても助けになりました。互いに、大きな声で祈り合っていました。
その間、会員は増えていきました。