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新世紀ルーツへの巡礼
聖師イエス聖堂
聖体訪問の方法
聖体訪問の方法は、たくさんあります。単なる口祷(こうとう)から、単純な祈り、変容的一致に至るまで。
しかし、ある程度の秩序があるためには、賛美、感謝、償い、そして嘆願、という祈りの四つの目的にそうことです。
三つの対神徳(信仰、希望、愛)、あるいは四つの枢要徳(正義、賢慮、剛毅、節制)をテーマとし、それを願い求めることです。
潜心すること、またイエスとの親しい語らいを気づくことでする悔い改めた者の訪問、観想する人の訪問、教師、司祭、著述者、聴罪司祭の、そしてその他多くの聖体訪問があります。
パウロ家族では通常、聖体訪問を道・真理・生命(いのち)である師イエスの信心にそって行います。聖体訪問の時間を三つの部分に区切りますが、はじめの二つの部分は特に、順序を入れ替えることもできます。
以下に例をあげましょう。
A)「わたしは真理である」と言われた、真理であるイエスの学び舎を訪ねます。
ここでは、霊的読書をします。
超自然の真理、また自然の真理について、神学からとったものなどをテーマとします。あるいは福音書、パウロの書簡、修徳神学書、神秘神学書などのなかから一節を読みます。読んだ後それを思いめぐらし、信仰が深められ、光が増し加えられるように願い、イエスとの親密な対話に入っていきます。「神を信じる人の祈り」をとなえ、信仰宣言をするなど……。
B)意識の糾明を行います。「わたしは道である」と言われた聖なるモデルを観想すること、あるいは、徳や倫理の原則などのひとつにとどまって、糾明することです。
イエスの生涯のいずれかの場面 ― 馬小屋、ナザレ、荒れ野、公生活、受難、栄光、聖体などにおけるイエスを眺めます。イエスが語られる完徳、真福、愛、自己犠牲、召命、福音的勧告ついてのことばに耳を傾けます。また温和、謙遜、労働にいそしむイエス、従順、忍耐深いイエスなどを眺めます。イエスを模範とし、イエスに自己を照らし合わせます。とりわけ、望んでいる徳と立てた決心について。日常の具体的な状況に降り立って調べることです。
次いで、感謝と痛悔が続きます。悔い改めの祈りをとなえます。思いめぐらしているうちに心から湧き出てくることを述べ、いっそう生き生きとした完徳への望みと実際的な決心をもって結びます。
C)恵みを願って祈ります。
「わたしは生命(いのち)である」とイエスは言われました。従って、ロザリオの祈りをとなえ、霊的聖体拝領をし、洗礼の約束または修道誓願を新たにします。イエスとともに、マリアとともに、また聖パウロとともに祈ります。
私たち及び世界のために、最も適した祈りを入れます。この場合、典礼もよく用いられます。
個人的な祈りを入れる場合もあります。たくさんの祈願が、私たちと他の人々それぞれの必要に関するものです。……
祈りや歌を自由に選ぶこともできますが、共同でする場合には、みなが参加できるように配慮して選びます。