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なるほど! 社会教説 “しろはた”
“しろはた”とは?
社会教説??
「それってなに?」、「なんか難しそう」、「そもそも社会問題に関心ないし」、そんな声が聞こえてきそうです。あまり耳慣れない言葉なので、それも当然でしょう。でも、ちょっとだけでいいので、わたしにお付き合いいただけませんか?
しろはた??
そこでまず、「しろはた」という題名の説明を聞いてください。
あらかじめ断っておきますが、決して特定の団体を意識してのネーミングではありません。いろいろと思いを巡らしているうちに、これこそ「教会の社会教説」のシンボルにふさわしいと確信するに至ったのです。「しろはた」とは戦闘において降伏を意味するあの白旗ことです。本当はシラハタと読むべきですが、降伏、降参、敗北だけではない、もっと根本的な意味を込めたくて、あえて「しろはた」という新しいことばにしました。それはズバリ、「わたしを殺さないで!」という直接的な意味であり、人間の根源的な叫びです。それはまさに、社会教説の核心なのです。
なお本稿は、読者がカトリック信者であることを想定していません。それゆえ、教会用語をできるだけ避け、聖書・神学的分野への言及はありません。ご了承ください。