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シスターズリレー 2012


修道会名:マリアの宣教者フランシスコ修道会

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期 間:2012年10月14日~10月27日

マリアの宣教者フランシスコ会は10月14日から27日の2週間を23の共同体が一日ずつ担当して、祈りをつないでゆきました。わたしたちの霊性である聖体礼拝が、祈りの中心となり、それぞれの共同体がクリエイティブに典礼を準備したことで、祈りの意向も参加の意識も高まったことを感謝しています。一つの共同体の報告をお送りします。

わたしたちは10月15日(月)が祈りのリレーの担当日でした。一日中の聖体礼拝と荘厳晩課によって、震災で亡くなられた方々や未だに行方不明の方々のご霊魂の安らぎと、復興に向けて歩んでいる被災地の人々、苦しみに打ちひしがれ立ち上がれない人々への希望といやしの恵みを願いつつ、連帯の一日を過ごしました。

聖堂の祭壇の壁には被災地の地図をリボンで描き、県名と時間ごとに祈ることにした市町村名を示し、その上には十字架上のイエス様のみ心から金糸が放たれ、被災地の人々と共に痛みを担い、慈しみを注がれているイエスがおられることを表しました。祭壇前には宮古ベースで働いておられる方からお借りした4,5冊の写真集を展示し、大きな2本のローソクの一本は白菊で飾られ、亡くなられた方々の安息を願い、コスモスで飾られたもう一本のローソクは復興を願うシンボルとして朝から夕の祈りの終了まで燃え続けました。

一時間ごとに拝礼者が変わる度に、その時間祈ることになっている市町村名が記された祭壇横の掲示板が更新され、拝礼者はローソクに火を灯し祭壇上の顕示されたイエスのもとに置きました。

その都度、自分が祈ることになっている市町村の写真集のページが開かれ、ある方々はそれを手に、当時の状況を思い浮かべ、また復興の現状を見ながら祈りました。

一時間の礼拝がこのようにして朝の8:00時から18:00まで続けられ、時間が経つごとに、祭壇上のローソクが増えて行きました。

「祈りのリレー」の数日前には小教区にはポスターを貼り、知人にもこのような「祈りの日」があることを知らせました。その結果、大学生から、ご高齢の方まで、7人の方が三々五々祈りに参加され連帯の輪を紡ぎました。祈りが終わった時、お一人のご夫人は、「今までも東日本大震災には心をかけていましたが、静かにそのことだけを考えて祈っていたら『本当に大変なことが起こったのだ・・』と今更のように心が痛み、涙があふれてきました」と感想を述べておられました。

わたしたちも、「祈りのリレー」のお蔭で、一日中祈りの雰囲気に包まれ、全員がこのような時を持てたことを感謝し、被災地と被災された方々がより身近に感じられました。


フランシスケン


フランシスケン



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