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シスターズリレー 2012
修道会名:大阪聖ヨゼフ宣教修道女会
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期 間:2012年12月9日~12月15日
東日本大震災から1年9か月となる12月9日から15日を担当することになったわたしたちは、準備として、
① 被災地の現状を知るために資料を集め
② 大阪大司教区ENGOプロジェクトから被災地の写真パネルを借り受けて掲示し
③ 各修道会からのシスターズリレー報告書を掲示し
④ シンボルを作成しました。その上で、3つのグループにわかれてわかちあいをし、被災された方々への思いを深めました。
1日目は、本部修道院に支部の姉妹も集まりENGOプロジェクトご担当の松村繁彦神父様から「被災地からのメッセージ」と題してお話を聞きました。遠くにいてもできること、一番肝に銘ずることとして「絶対に忘れない…」「無関心にならない…」ことをあげ、神父様は、東日本大震災のために祈りるとき、奥尻沖地震、雲仙普賢岳噴火災害、新潟地震、阪神淡路大震災の被災者の方々のためにも祈りり、次々に起こる災害によって忘れられ、回復しきれていない悲しみのうちにいる方々のことを決して忘れない。とお話しくださりこれからの心の持ち方を示唆していただきました。
2日目以降の祈りの時間は、できるだけ全員が集まることのできる夜7:45から約30分とし、わかちあいのグループで2日間ずつ担当し内容も話し合って作り上げました。決められたプログラムに参加するだけでなく、どのように祈りを紡いでいくかを話し合って作り上げていく過程で修道会の中に祈りのムーブメントが生まれたことを感じました。
・東日本大震災を歩むイエスの歩み 十字架の道行き
・東日本大震災のための祈り(ウエストミンスター寺院追悼式)
・東日本大震災わたしたちの祈り(日本聖公会)
・2011.3.11 わたしたちの祈り
・新たな祝福を願う祈り
・福島の子どもたちからの手紙 などなど
を組み込み、ご聖体の前で祈りりました。
最終日は、被災地でボランティアを体験した姉妹が用意したDVD(当時の模様・支援の輪)を見、早期復興への願いを新たにし祈りりました。
この期間、長崎、大阪、東京、仙台、ブラジルの各支部でそれぞれに祈りが紡がれました。仙台修道院は、震災に遭い被災者となりましたが、多くの方々の祈りと支援のおかげで復興への道を歩み続けています。1日目にDVD『忘れない』を見、当時の新聞を掲示して祈りを深め、また、皆様からの祈りと支援への感謝を新たにいたしました。
被災地の今の声がだんだん聞こえにくい状況となっていますが、わたしたちの「震災に対する思い」が希薄化することなく、「これから…」を大切にし、「被災地を思いい続け」「被災地を考え続け」「遠くにいてもできること」東北の方の思いい、心の動きを大切にした援助、あなたとわたし、顔の見える援助で絆を作っていくことができればと願っています。
12月15日に汚れなきマリアのクラレチアン宣教修道女会に祈りのリレーバトンを渡しました。