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信仰の挑戦 … 女子パウロ会 各国創設記
第18回 イギリス・ロンドンの創設
使徒の女王マリアとともに始める
使徒の女王の祝日の前夜である1955年5月20日、最初の4人のパウロの娘がイギリスの地に初めて足を踏み入れました。ビットリア駅に姉妹たちを待っていたのは2人のパウロ会司祭でした。彼らは8年前からイギリスに来ていました。彼らはトラックの端に4人の姉妹を乗せ、手荷物を積み、自分たちの家に連れていき、食物をふるまって元気を回復させ、オビントン・ガーデン20にある、ひとりのイタリア人の夫人のところに連れていきました。姉妹たちはここに一週間滞在しました。
4人の姉妹たちは、院長のシスターロザリア・ビスコ、シスターピエリーナ・エンリケス、シスターメリー・コンネル、シスターナタリア・ボニファチオでした。彼女たちはすぐに小さな家具つきの家を探しました。そしてノース・テラス10に家を見つけ、ここに6か月間留まりました。
彼女たちはその使徒職をもって大都市を変化させることを夢見ていましたが、当面、聖パウロ修道会の台所で慎ましく奉仕することで満足しなければなりませんでした。
5月31日、彼女たちのうちの2人は、家事仕事を離れて最初の調査とプロパガンダに出かけました。ニューマンの『神秘のバラ』というマリアの本を普及して帰った姉妹たちの喜びは大きいものでした。この本はパウロ会士がイギリスで最初の印刷機で印刷した最初の本でした。
6月28日、3人の姉妹、一人はマルタ島の、2人はアイルランドの姉妹が到着し、普及の地平は広げられました。7月31日、ベッドフォードで、イタリア人の間で最初の福音祭を行い、成功のうちに終了しました。
同じ日にもう一つの喜びが彼女たちを待っていました。プリマ・マエストラの最初の訪問でした。プリモ・マエストロとご一緒の短い滞在の予定でした。当時、ロンドンから20マイルのところのラングリーに目を留めていました。後でパウロの娘はここに最初の家を設立しました。そこは聖パウロ修道会の家からさほど遠くないところでした。
Gran Bretagna Langley 1955 |
1955年8月15日、ベッドフォードで、同じくイタリア人たちのための聖書祭をもう一度開催しました。そしてついに9月1日、ボーチャンプ・プレイス29に念願の書院を所有することができました。以前、聖パウロ修道会が運営していたところです。そのうち、イタリアから一人の書店員シスターエンマ・モッシオが到着しました。アイルランドからの最初アスピランテが入会し、パウロ家族は成長しつつありました……。