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信仰の挑戦 … 女子パウロ会 各国創設記
第25回 マレーシアに向かって……
1961年1月21日 コタ・キナバルの創設のため派遣された4人の姉妹、シスターエリザベッタ・カッペッロ、シスターエウラリア・ブラボ、シスターアスンタ・ラバイ、シスターマリア・ビルジニア・グェバッラは、北ボルネオに向かってフィリピンから出発しました。船はコタ・キナバルまで行かなかったので、サンダンカンに上陸しました。
数日間はフランシスコ会修道院に滞在し、その後、4人の内の3人の姉妹は、飛行機でコタ・キナバルまで飛びましたが、4人目の姉妹は荷物のため、船で旅を続けました。
コタ・キナバルでは、英語の本を数箱もって行ったので、すぐにプロパガンダを始めました。とくに、現地のことばや交通手段が不便なために、地方の村での活動は困難でした。しかし姉妹たちの勇気、根気強さ、熱心さのおかげで使徒職ははかどり、姉妹たちは北ボルネオ(サバ、 サラワク、ボルネオ)全域を訪ねました。
キリスト信者と信者でない人に会うために、ジャングルの中に散在している村々を定期的に訪ねました。寛大な犠牲的精神に鼓舞され、姉妹たちは、使徒活動は他に変えることができないほど大切であると確信しました。