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祝福 ~オラとニコデムの家~

2018年6月

Komunia(英語題:Communion)

 祝福 ~オラとニコデムの家~

  • 脚本&監督:アンナ・ザメツカ
  • 撮影監督:マウゴジャータ・シワク
  • 編集:アグニェシュカ・グリンスカ、アンナ・ザメツカ、ヴォイチェフ・ヤナス
  • 出演:オラ・カチャノフスカ、ニコデム・カチャノフスキ、マレク・カチャノフスキ、マグダレナ・カチャノフスカ
  • 配給:ムヴィオラ

2016年 ポーランド映画 75分

  • 2017ヨーロッパ映画賞最優秀ドキュメンタリー賞
  • 2017山形国際ドキュメンタリー映画祭大賞
  • 2017ポーランド映画賞最優秀ドキュメンタリー賞
  • 2016ロカルノ映画祭批評家週間最優秀作品賞
  • その他多数の映画祭で授賞

ドキュメンタリー映画とは思えないほど、人物の近くでカメラが置かれていることがわかります。離婚した父親のもとで暮らす姉と障害を持った弟の暮らしのすべてが、カメラを意識することなく映し出されていきます。世界各地の映画賞などで、たくさんの賞を受賞した作品です。


物語

狭いアパートで暮らすオラ・カチャノフスカは14歳。母親(マグダレナ・カチャノフスカ)は家を出ていって別の男性と暮らしていた。最近赤ちゃんが生まれたようだ。オラには13歳の弟・ニコデムがいるが、自閉症でなかなかいうことをきいてくれない。身体が大きくなってきて、反抗するようになり、気に入らないことがあると大変だ。ニコデムの世話が、いやになってしまうこともある。酒飲みの父親(マレク・カチャノフスキ)は家のことはオラに任せっきりで頼りにならない。学校に行きながら、オラは母親代わり、主婦役をこなしていた。

 祝福
(C) HBO Europe s.r.o., Wajda Studio Sp. z o.o,
Otter Films Wazelkie prawa zastrzezone. 2016


弟は近々「初聖体式」を迎える。これは、カトリック教会の中で、初めて聖体をいただくときの大きなお祝いの式である。ニコデムは、普通の男の子より数年遅れての式となった。この式を受けるまえには司祭による信仰についての試験があり、この試験に出る質問に答えることができるよう、オラはニコデムに毎日厳しく訓練させていた。

オラは、この初聖体の祝いが、再び家族がいっしょになるきっかけになるのではないかと期待し、母親を呼ぶために電話をすることにした。しかし、電話の向こうの母親は、赤ん坊の泣き声に気をとられ、ニコデムのことには関心がないようだ。

 祝福
(C) HBO Europe s.r.o., Wajda Studio Sp. z o.o,
Otter Films Wazelkie prawa zastrzezone. 2016


 

監督のアンナ・ザメツカは、監督自身の子どものときの体験からこの映画を撮りました。逃げ出したくなるような現実の中で、家族のことを思って必死に生きている、けなげな少女の姿に、いろいろな思いが思いがわいてきます。

  • 2018年6月23日(土)より、ユーロスペースほか全国順次公開ー!

  • 「祝福 ~オラとニコデムの家~」公式サイト
    http://www.moviola.jp/shukufuku/

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