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教会カレンダー

聖フィリポ 聖ヤコブ使徒

第1朗読 コリントの信徒への手紙一 15章1~8節

福音朗読 ヨハネによる福音書 14章6~14節

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聖フィリポは、ガリラヤのベトサイダで生まれ、イエスに従った最初の弟子の一人であった。福音書には、フィリポについてわずかしか記されていないが、イエスと親しく交わり、素朴で用心深く、現実的な人であったといえる。その後の活動については、伝えによると、今のトルコのフリジアで宣教し、そこで殉教したといわれる。彼は、さらし業と帽子業の保護の聖人である。

聖ヤコブは、使徒大ヤコブと区別するために、小ヤコブとも呼ばれる。ヤコブは、イエスの親類であり、エルサレム教会の初代司教となった。彼は市民から尊敬され、多くの人を信仰を導いたが、そのためファリサイ人の反感をかい、殉教した。最後の瞬間まで、自分を殺す者たちのために祈った。

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第1朗読 コリントの信徒への手紙一 15章1~8節

兄弟たち、わたしがあなたがたに告げ知らせた福音を、ここでもう一度知らせます。
これは、あなたがたが受け入れ、生活のよりどころとしている福音にほかなりません。
どんな言葉でわたしが福音を告げ知らせたか、しっかり覚えていれば、
あなたがたはこの福音によって救われます。
さもないと、あなたがたが信じたこと自体が、無駄になってしまうでしょう。

最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです。
すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、
葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、
ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。

次いで、五百人以上もの兄弟たちに同時に現れました。
そのうちの何人かは既に眠りについたにしろ、大部分は今なお生き残っています。
次いで、ヤコブに現れ、その後すべての使徒に現れ、
そして最後に、月足らずで生まれたようなわたしにも現れました。

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福音朗読 ヨハネによる福音書 14章6~14節

イエスは言われた。
「わたしは道であり、真理であり、命である。
わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。
あなたがたがわたしを知っているなら、わたしの父をも知ることになる。
今から、あなたがたは父を知る。いや、既に父を見ている。」

フィリポが「主よ、わたしたちに御父をお示しください。そうすれば満足できます」
と言うと、
イエスは言われた。
「フィリポ、こんなに長い間一緒にいるのに、わたしが分かっていないのか。
わたしを見た者は、父を見たのだ。
なぜ、『わたしたちに御父をお示しください』と言うのか。

わたしが父の内におり、父がわたしの内におられることを、信じないのか。
わたしがあなたがたに言う言葉は、自分から話しているのではない。
わたしの内におられる父が、その業を行っておられるのである。
わたしが父の内におり、父がわたしの内におられると、わたしが言うのを信じなさい。
もしそれを信じないなら、業そのものによって信じなさい。

はっきり言っておく。
わたしを信じる者は、わたしが行う業を行い、また、もっと大きな業を行うようになる。
わたしが父のもとへ行くからである。
わたしの名によって願うことは、何でもかなえてあげよう。
こうして、父は子によって栄光をお受けになる。
わたしの名によって何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。」

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