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キリシタンゆかりの地をたずねて
イタリア ラツィオ州
チヴィタヴェッキア(Civitavecchia)
チヴィタヴェッキアの港 | 支倉常長像 |
チヴィタヴェッキアは、イタリアのラツィオ州ローマ県にある港町です。
1615(慶長20)年に支倉常長が、伊達政宗の命を受け、慶長遣欧使節団として通商交渉のためスペインを経てローマに赴いた際に、チヴィタヴェッキアの港に上陸しました。この使節団の正使は、エスパーニャ人のフランシスコ会宣教師ルイス・ソテロでした。
常長が、日本人としてはじめてチヴィタヴェッキアに上陸したため、常長の銅像が港を望むカラマッタ広場に建っています。また、常長が出発した石巻市とは姉妹都市となっています。
支倉常長とゆかりのあるこの地に1864年、海岸沿いにあったフランシスコ会修道院の聖堂が「日本聖殉教者教会(CHIESA DEI SANTI MARTIRI GIAPPONESI)」と名付けられて改修され、献堂されました。しかし、第2次世界大戦で破壊され、1951年再建されました。
この時、日本人宗教画家長谷川路可氏が内装を担当し、日本二十六聖人殉教大壁画や桃山時代の盛装をした聖母子の天井壁画などを完成させました。
カテドラル | 日本聖殉教者教会 |
- アクセス:ROMA(TERMINI駅)から PISA経由 MILANO行き
急行で約45分 チヴィタヴェッキア駅下車