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キリシタンゆかりの地をたずねて
石川県 金沢市
西内惣構堀(にしうちそうがまえぼり)
旧宮内橋詰遺構 | 旧宮内橋詰遺構 |
「惣構」とは、堀や、土居(どい)で、城下町全体を囲い込んだ防御施設のことです。
金沢城には、内・外二重の惣構が築かれました。
内惣構は、徳川家康に加賀征討の動きがあると知った二代藩主前田利長が、高山右近に命じて、1599(慶長4)年造らせました。右近は、12月からわずか27日で、総延長約3キロに及ぶ内堀を完成したといわれています。
この内惣構は、右近が小田原攻めで学んだものと思われます。
現在はほとんどコンクリートで覆われていますが、金沢の町の中にはあちこちに水路を見ることができます。惣構は河岸段丘崖という斜面を利用して築かれていますから、こうした坂道の下の水路として市内各所に残っているのです。
金沢城惣構跡は、2008(平成20)年12月に金沢市指定史跡に指定されました。
尾山神社前の惣構堀 | 尾山神社前の惣構堀 |
- 住所:〒920-0918 石川県金沢市尾山町11-1 尾山神社
- アクセス:旧宮内橋詰遺構 → 北鉄バス「県庁前」下車
尾山神社前の惣構堀 → 北鉄バス「南町」下車
尾山神社 Webサイト:http://www.oyama-jinja.or.jp/
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