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キリシタンゆかりの地をたずねて
石川県 七尾市
本行寺
高山右近らに追放令が出たあと、津田玄蕃夫人の海津夫人や前田利家の娘・長好連の夫人(福姫 松寿院)とその娘・菊姫たち20数名の、加賀藩の高級武士のキリシタン妻子が、本行寺に送られて、一代蟄居(ちっきょ)を命ぜられたと伝えられています。
境内には、禁教下における隠れキリシタン崇拝の塔、海津夫人の墓「ゼウスの搭」や、高山右近の修道所といわれている下寺屋敷跡、「右近の井戸」と呼ばれる井戸跡が残っています。下寺屋敷は、右近が能登の知行地に建てた2つの教会の1つともいわれる。
また、この寺には、胸元を開けると十字が現れる仏座像が安置されています。
前田利家によって山の寺寺院群に寺院が集められたとされ、今もすぐ近くに恵眼寺や長寿寺、印勝寺、本延寺、成蓮寺などの寺院があります。本行寺は、この寺院の中央に位置しています。
本行寺は、利家が「オーギュスチン」という霊名で洗礼を受けていたという説が残る寺でもあります。
右近嘆きの階段 | 右近修道所跡 |
右近の井戸 | 右近修道所跡 |
- 住所:石川県七尾市小島町リ134
- アクセス:JR「七尾駅」前から徒歩10分
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